しんそう大和上草柳  『トキの詩(うた)』

日々感じたこと、学んだことをつれづれなるままに綴ってみます。

人生の勉強

2017年3月31日(金)雨

本日は横浜市から、Yさん(74才、女性)がご来院されました。

いつものように息子さんが送迎です。

もう7年来のお客様です。

Yさんは15年前からあるご病気の治療をされていますが、

4月の後半に1週間の入院治療を受けることになられたとのこと。

Yさん「もう何度も同じことを繰り返しているので心配はしていません。

でも、毎回入院の前に、2人の息子たちに遺書を書くのよ。」とお話されました。

その遺書は無事退院するたびに捨てていたそうです。

印鑑や通帳などの場所、葬儀の手順、感謝の気持ちなどを

そのたびに書かれるのだそうです。

昨年、ご主人を亡くされたYさんは「もういつ死んでも悔いはないのよ。」と

ことあるごとに言われます。

ただ、ご主人の3回忌までは頑張りたいとのことでした。

とても重たいお話なのですが、Yさんは明るく淡々と話されるので、

なんだか楽しいお話を聞いているような錯覚をおこします。

Yさんが私にそのようなお話をしてくださるのは、

私に心を開いてくださるからだと思うと、

ありがたさに胸がいっぱいになります。

そして、人生の師匠のお話としてありがたく

お話を拝聴できる幸せを感じています。

武道家でも宗教家でも教育者でもない74才の女性が

私の魂の師であります。

夫婦漫才

2017年3月26日(日)雨

昨日は仁王さまことFさんがご来院されました。

前もってご連絡があり、知り合いの女性も診てもらいたいので、

一緒に来られるとのことでしたので、

2人分の時間を空けてお持ちしておりました。

ご存じのとうり、Fさんは少林寺拳法の有段者です。

そしてご一緒された女性は、やはり有段者の方で

演武のパートナーとのことでした。

施術前にしばし雑談…。

FさんとIさんは軽妙にお互いを

からかいながらテンポよく会話が弾みます。

一見悪口の応酬のようですが、

その根底にはお互いに信頼しあっている様子が感じられて

とても気持ちが良いひと時でした。

「関西の夫婦漫才。」

お二人には叱られそうですが、

そのものずばりでした。(笑)

活元運動

2017年3月24日(金)晴れ

街を歩くとあちらこちらで桜の花が咲いています。
同じ春に咲く花でも梅は愛らしく、桜は儚い…。
両方ともこの上なく綺麗ですが、私の中では受ける印象が違います。
きっと命そのものが持つ二面性なのでしょうか?
大宇宙の生命力と、それが永遠ではないことを
私の魂が感じています。
本日、ご来院されたOさん(84才、男性)はここ数カ月は
体調が良かったので月に一度のメンテナンス調整を継続されていましたが、
先月から月に2回の施術になりました。
やはり、年齢と共に衰えは確実にやってきます。
Oさんは若い頃に整体師を目指して勉強をされていたこともあり、
いろいろなことをご存じです。
本日も施術中に、
「先生、今あくびがでました。これは活元運動といって生命活動が活発になっている証拠なんですよ。」
とお話されました。
施術後は
「今、顔がほてっています。全身を血液が走り回っています!」
と喜んでくださりました。
「先日、お医者さんに行きましたが、痛み止めの薬と湿布薬は断りました。
星先生の施術と自分の身体の力で治してみたいです。」
とのお言葉。
64才で亡くなった私の父が生きていればOさんと同じ年齢です。
父の励ましの言葉としてありがたく頂戴しました。

春の味覚

2017年3月17日(金)晴れ

昨日は座間市よりHさん(89才、女性)がご来院されました。

Hさんは茶道の表千家の師範をされています。

腰痛で寝込みがちだったHさんも最近はとてもお元気になられました。

お料理がお好きで毎回、手作りのお料理を

ご持参されます。

今回は「ふきにとう味噌」を持ってきてくださりました。

何度もあく抜きをされたそうです。

ビールのおつまみにしてみたら、

ほんのりと苦みがあり、大変美味しかったです。

日本人に生まれて本当に良かったと心から思いました。

私は生まれて初めての経験だと思います。

「自分のできることで世の中のお役に立つ。」

いろいろと紆余曲折がありましたが、

日々、小さな幸せの積み重ねに感謝です。

時間よとまれ

2017年3月9日(木)晴れ

今日は久しぶりに母を夕食に呼びました。
母は私の自宅からは徒歩1分のところに
妹夫婦と同居しています。
1週間に1度位は夕食に呼びたいのですが
私もなかなか忙しくて約3ヶ月ぶりの夕食となりました。
母も人間ですから、話したい愚痴や不満がたくさん溜まっていて、
聞き役もけっこう大変です。
今日は食事の後に矢沢永吉さんの「時間よ止まれ」のCDを
一緒に聞きました。
私が高校生、弟が中学生のころ。
私たち兄弟が母に一番迷惑をかけたころに
大ヒットした曲です。
母はCDに合わせて口ずさみながら、遠くを見つめる眼差しで
「本当に良い曲だね。」と言いました。
父が亡くなって約20年。
母が本当の意味で笑うことは少なくなりました。
でも、今夜は矢沢永吉さんの歌のお蔭で
一瞬だけ家族みんなが元気だった昔に
戻ることができた気がします。

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